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2023年三河安城・豊橋3/25-8-

2023.11.19(Sun) | EDIT

旧近衛邸です。
2023年3月25日1西尾市歴史公園・旧近衛邸
西尾市歴史公園公式ウェブサイトによると
京から移築された旧近衛邸は、摂家筆頭として左大臣を務めた近衛忠房に嫁いだ夫人の縁で
島津家によって江戸後期に建てられたもので、書院と茶室からなっています。
六畳の茶室は、床框(とこがまち)がひときわ高く、点前座の奥に床の間を構えた
「亭主床」(ていしゅどこ)という特異な構成で、瀟洒な花釘や花明窓(はなあかりまど)が用いられた
公家の茶の湯にふさわしい品格を感じさせるものです。

旧近衛邸ではお抹茶のサービス(季節の和菓子が付いて一服500円)が行われていて
書院や縁側から庭園を眺めることができます。 2023年3月25日2西尾市歴史公園・旧近衛邸 
外から見た、庭園。きれいに整備されています。
ちょうど桜が見頃でした。
2023年3月25日3西尾市歴史公園・旧近衛邸
2023年3月25日4西尾市歴史公園・旧近衛邸
旧近衛邸から本丸丑寅櫓への移動中にあるのが、西尾神社
2023年3月25日5西尾市歴史公園・西尾神社
由緒によると、祭神は殉国の英霊六百四十余柱となっています。
2023年3月25日6西尾市歴史公園・西尾神社
西尾神社のお隣には、御剱八幡宮(みつるぎはちまんぐう)があります。
城内鎮護の社として歴代城主の尊崇を受け、社殿前には歴代の城主が寄進した石灯籠が並んでいて
現存する拝殿・本殿は、延宝6年(1678年)
西尾藩主・土井利長(どいとしなが=大老・土井利勝の三男)の寄進。
永禄4年(1561年)、西尾城を攻略して城主となった酒井正親(さかいまさちか=酒井政家)が
永禄7年(1564年)に寄進した鰐口(わにぐち)は、銘文に
「三川國吉良庄西尾御剱鰐口酒井雅楽助政家寄進」と記され
西尾という地名を使用した最古の遺物となり、西尾市の文化財に指定されています。
2023年3月25日7西尾市歴史公園・西尾神社
西尾城本丸表門跡
姫丸から本丸に至る位置に築かれた二階建ての楼門式の門で
規模が、東西2間2尺(4.2メートル)、南北4間2尺(7.9メートル)
高さ2丈4尺5寸(7.4メートル)でした。
現在、南側の土塁と石垣は失われましたが
北側の、丑寅櫓から伸びる土塁を断ち切る面に積まれた野面積みの石垣と
石垣に接して2つの礎石のみが残されています。
2023年3月25日8西尾市歴史公園・西尾城本丸表門跡
ここから、本丸丑寅櫓へ。
2023年3月25日9西尾市歴史公園・西尾城本丸表門跡
西尾市歴史公園公式ウェブサイトによれば
西尾城の特色は、天守が本丸ではなく二の丸にあり、城下に士農工商が混在していたこと。
「総構え(そうがまえ)」といって、城下町の周囲を堀と土塁で囲んだことです。

城郭図や平成6年の発掘調査をもとに、平成8年に再建された本丸丑寅櫓(ほんまるうしとらやぐら)は
本丸の丑寅(北東)の隅に建てられた櫓で、城内の隅櫓のうち一番高い建物でした。
三層、高さ約10メートルの木造本瓦葺、壁面上部は漆喰塗籠、腰部は下見板張りとなっています。
2023年3月25日10西尾市歴史公園・本丸丑寅櫓
西尾市資料館の前からは、本丸丑寅櫓が綺麗に見えます。
2023年3月25日11西尾市歴史公園・本丸丑寅櫓
せっかくなので、その資料館も見学させていただきました。
2023年3月25日12西尾市歴史公園・資料館
2023年3月25日13西尾市歴史公園・資料館
西尾城城下町のジオラマ。
2023年3月25日14西尾市歴史公園・資料館
鯱瓦。元禄15年(1702年)
鯱瓦の右側面の銘文から、瓦町に住んでいた原田八左衛門の作品であることが、分かるようです。
2023年3月25日15西尾市歴史公園・資料館
鉄黒塗切付札紺糸毛引威2枚道具足(てつくろぬりきりつけざねこんいとけびきおどし)。
大給松平家(最後の西尾藩主宗家)、西尾藩士家伝来品。
2023年3月25日16西尾市歴史公園・資料館
こうして、ゆっくりと西尾市歴史公園を巡ることができました。

2023年三河安城・豊橋3/25-7-

2023.11.14(Tue) | EDIT

「平井」さんの美味しいうなぎでお腹を満たし、観光再開。
西尾市歴史公園に移動します。
2023年3月25日1西尾市歴史公園
元々この場所には、西尾城があったそうです。
城郭配置図によると、現在いる場所は
「二之丸・鍮石門(ちゅうじゃくもん)」のあたりでしょうか。
2023年3月25日2西尾市歴史公園
西尾城郭覚書」によれば、承久の乱(1221年)の戦功により、三河国守護に任じられた
足利義氏(あしかがよしうじ)が築城した
西条城(さいじょうじょう)が始まりと伝えられています。
足利氏は吉良氏(きらし)と名を改め、この吉良荘を統治。
戦国時代には、城主が牧野成定、酒井正親、田中吉政と入れ代わるにつれ、城域も拡大。
江戸時代、大給松平氏(おぎゅうまつだいらし)の頃は
六万石の城下町として、栄えたそう。
2023年3月25日3西尾市歴史公園
それでは、鍮石門から公園内へ。
2023年3月25日4西尾市歴史公園・鍮石門
二之丸跡案内図。
2023年3月25日5西尾市歴史公園・二之丸跡案内図
文献等を参考に令和2年7月に復元した、二之丸丑寅櫓と土塀。
外から見えていたのは、この櫓です。
二之丸丑寅櫓は、天守があったとされる二之丸の北東隅(丑寅の方角)
鍮石門の北に位置しています。
外観は二重櫓ですが、内部は三階の望楼型。
屋根は入母屋造りで本瓦葺き、櫓の大きさは東西5.4m、南北7.2m、高さ8.3m。
丑寅櫓から天守台につづく土塀は約52m、高さは約2m。
木造で控え柱がある構造で、2ヶ所の折れを持ち、対応して土手も張り出しています。
これは「屏風折れ」と言って、全国でも珍しい特徴だそう。
2023年3月25日6西尾市歴史公園・二之丸丑寅櫓と土塀
残念ながら、二之丸丑寅櫓の内部に入ることはできません。
2023年3月25日7西尾市歴史公園・二之丸丑寅櫓
天守台跡への入口。
2023年3月25日8西尾市歴史公園・天守台跡
天守台跡。
2023年3月25日9西尾市歴史公園・天守台跡
天守台跡からは、旧近衛邸本丸丑寅櫓が見えています。
2023年3月25日10西尾市歴史公園・天守台跡
それではまず、旧近衛邸へ行ってみましょう。

2023年三河安城・豊橋3/25-6-

2023.11.11(Sat) | EDIT

愛知県の西尾と聞いて、まず思い浮かべるのは、お茶でしょうか。
スーパーでよく見かける、パックのうなぎに「愛知県一色産」の表記があり
ある日、一色とはどこなのか調べてみると、西尾市でした。
という訳でOつがいは「西尾市に来たらうなぎでしょう」と、昼食に決定。
お店は、事前に調べておいた「平井」さんへ。
2023年3月25日1うなぎ平井
席は、テーブル席と座敷がありました。
2023年3月25日2うなぎ平井
お品書き。
2023年3月25日3お品書き
2023年3月25日4お品書き
写真付きメニューもあるので、イメージが湧きやすいです。
2023年3月25日5お品書き
生ビールがなかったので、キリンラガービール(瓶)を注文。
お通しは、枝豆。
そしてご覧ください、さすが西尾市。お茶がいかにも美味しそうです。
2023年3月25日6キリンラガービール
骨せんべい
2023年3月25日7骨せんべい
地元西尾のお酒、尊皇も注文して、うなぎが焼けるのをゆっくり待ちます。
2023年3月25日8尊皇
2023年3月25日9尊皇
それでは、いよいよいただきましょう。
2023年3月25日10上うな丼
今回は贅沢して、上うな丼
メニューにある通り、ご飯の間にもう一切れが隠れています。
香ばしく焼けたうなぎは、身がしっかりしていて実に美味しいです。
2023年3月25日11上うな丼
大好きなうなぎの浜名湖産も、一色産も、地元でいただくことができました。
あとは、鹿児島産を鹿児島でいただきたいなぁ。

2023年三河安城・豊橋3/25-5-

2023.11.07(Tue) | EDIT

本證寺を見学し、再びシャトルバスの、セブンイレブン安城野寺町店バス停へ。
急遽設置したバス停のようで、セブンイレブンの敷地を思いきり間借りしています。
2023年3月25日1シャトルバス・セブンイレブン安城野寺町店
シャトルバスに乗り、名鉄西尾線南桜井駅で降りました
2023年3月25日2南桜井駅
ここから次の目的地までは、名鉄で移動。
2023年3月25日3南桜井駅
可愛い電車がやってきました。
2023年3月25日4南桜井駅
車内はガラガラ。
2023年3月25日5名鉄車内
次の目的地、西尾駅に到着。
2023年3月25日6西尾駅
駅前にあった、バラ色の郵便ポスト。
西尾市の花が、バラだとは知りませんでした。
2023年3月25日7バラ色ポスト2023年3月25日8バラ色ポスト
さて、西尾市に来たなら、やっぱり「あれ」を頂きたいですね。

2023年三河安城・豊橋3/25-4-

2023.11.02(Thu) | EDIT

安城市歴史博物館を出ると、タクシーの運転手さんから情報を入手した
無料のシャトルバスが、ちょうど停車中でした。ラッキー。
2023年3月25日1本證寺行きシャトルバス
急いで乗り込むと、乗客はOつがいだけ。
2023年3月25日2本證寺行きシャトルバス
Oつがいだけを乗せたバスは、本證寺に一番近い、セブンイレブン安城野寺町店バス停に到着。
2023年3月25日3本證寺行きシャトルバス
本證寺は、バス停からすぐ。案内もちゃんとあります。
2023年3月25日4本證寺
本證寺は、鎌倉時代後期に慶円(きょうえん)によって創建されたと伝えられる、浄土真宗大谷派の寺院ですが
二重の堀(内堀・外堀)や土塁が巡ることなどから「城郭寺院」とも呼ばれています。
塀は工事中ですが、堀が見えています。
2023年3月25日5本證寺
隅には鼓楼がありますが、どう見ても櫓にしか見えません。
まさに、お寺というより、お城です。
2023年3月25日6本證寺
それでは、境内へ。
2023年3月25日7本證寺
境内に入ると、親切なボランティアガイドさん達が、案内をしてくれます。
これも、大河ドラマのおかげですね。
2023年3月25日8本證寺
次のシャトルバスの出発まで、あまり時間がないことを素早く察したガイドさん。
「わかりました」と、まずは本證寺について、説明してくれました。
何故、こんなに強固な守りなのかというと、永禄6年(1563)に勃発した三河一向一揆の折
徳川家康と対立した、一揆方の中心的な拠点が、本證寺だったからです。
2023年3月25日9本證寺
お寺の裏手にある土塁
今は埋没してしまっていますが、発掘調査では深さが約6メートルある事が確認されています。
好きな人には、たまらない遺構ですね。
2023年3月25日10本證寺
ガイドさん曰く、国営放送の某アナウンサーが取材に訪れた時、この土塁に登ろうとして失敗した由。
Oつがい、ちょうどそのシーンを「歴史探偵」という番組で見ていました。
「見事に失敗していましたね」と、ガイドさんと3人で大笑い。
2023年3月25日11本證寺
駆け足になってしまいましたが、おかげで楽しく見学することができました。
ガイドさん、ありがとうございました。

プロフィール

Oつがい

Author:Oつがい
ダイビングと、旅行が趣味の
Oつがいです。
ダイビングは、主に
伊豆で、潜っています。
カメラは、O夫が
Nikon P7100
Oつまが
SONY RX100Ⅱを
使っています。
山登りや、ツーリングも
大好き。
バイクはYAMAHA X FORCE
車はHONDA SHUTTLE HYBRIDで
あちこちに、出没。
家の近所から、世界の町まで
美味しいものを求めて
さすらっています。

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