2021年月夜野10/30-9-
2022-07-29
猿ヶ京関所資料館を見学し、この日の観光は終了の予定でしたが
ホテルへ行くには、ちょっと時間が早い。
そこで、Oつまが「時間に余裕があれば寄ってみたい」と言っていた
泰寧寺に向かいました。
駐車場に車を停め、お寺へ向かって移動していくと
あちこちに、カラーコーンが置いてあります。
参拝はできそうですが、どうやら一帯が工事中のようです。
工事に伴う、風情のない橋を渡り
弁天様に見守られ
参道を進むと
そういえば、弁天様の前を水が流れていました。
言われてみれば、そこここに水が流れています。
用水路を越えると、1811(文化8年)に完成したという石段が現れます。
登りきった先にあるのが、泰寧寺山門(県文化財)。
1775(安永4年)の完成で、間口3間・奥行2間の楼門です。
入母屋造、2層の構造をとる禅宗様式で、上層の柱は全て釘や鎹を用いず
木枠にはめ込んだだけの造りで、強風の時は上層だけが南北に揺れ
風がおさまると元の位置に戻るようになっているそうです。
風雪に耐えてきた、山門の天井部。
昭和二十六年に、県指定重要文化財に指定されたのですね。
山門をくぐると、白山堂が現れます。
歯に不安がある方は、参拝必須ですね。
1828(文政11年)完成の鐘楼。
泰寧寺本堂(境内工事中)。
1309(延慶2年)天台宗のお寺として開かれましたが、のち下牧の玉泉寺8世が
曹洞宗に改宗したと伝えられています。
見学はできませんでしたが、欄間や須弥壇は桃山様式を今に伝えているとのこと。
いかにも禅寺らしい、重厚な建物群を拝見することができました。
ちょうどいい時間になったので、ホテルへ向かいます。
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